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雨樋工事

雨樋の役割をご存知ですか?
建物を見るときにすぐに目がいくのは、屋根や外壁だと思いますが、
普段あまり気にかけない「雨樋」が、実は重要な役割を果たしています。
ここでは、そんな名脇役のような雨樋についてご紹介します。
■ 雨樋とは・・・
雨樋(あまどい・あまとい)とは、建物の屋根に降った雨水を
軒樋で寄せ集め、竪樋を通して地面の排水口へ排水する部材です。

■ 雨樋はなぜ必要? 雨樋がないとどうなる?
雨水を流すだけなら、無くてもいいのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
実は、雨樋が雨水を地上へ排水することにより、守られているものがあります。
  • 雨水が建物を直接流れてしまうと、外壁や基礎の劣化を早める原因に
  • その結果、雨漏りが発生する可能性も大きくなる
  • 軒先から落下する雨音が大きくなり、騒音問題にもなり得る
上記のように、様々な問題から家を守るために活躍しているのが雨樋なのです。
▼併せて、雨漏りについてのページもご覧ください。
■ 雨樋の種類と名称を紹介!
「 雨樋 」という呼び名は、軒樋や竪樋の総称になります。
様々な部材の組み合わせで機能する雨樋、その各部材の名称もご紹介します。
続いて、雨樋に使われている主な素材についてご紹介します。
  • 硬質塩化ビニール樹脂

    色や形状のバリエーションも豊富で、強度にも優れています。
    比較的安価なため、多くの住宅で使用されています。
    紫外線や熱に弱いため、太陽の光に長期間さらされることで経年劣化が生じますが、
    耐久性は20~30年ほどあるので、一般住宅の施工ではオススメの素材です。

  • ガルバリウム鋼板

    表面にメッキ加工が施されているので、サビにくく耐久性が高い素材です。
    塩化ビニールと比べると割高にはなりますが、他の金属に比べると安価な傾向にあります。
    また、ガルバリウム鋼板は屋根材として使用されることも多い素材です。

  • ステンレス

    サビが発生しにくく、耐久性にも優れているという特徴があります。
    ただし、他の素材に比べると高額になるため、一般住宅では使われることは少ないです。

  • アルミ

    軽量で耐久性にも優れており、サビにも強い素材です。
    その反面、他の素材に比べて高額であり、傷がつきやすいというデメリットもあります。

■ 雨樋修理のタイミングは?
  • 雨音が大きく感じるようなった
  • 雨樋のゆがみ、ひび割れ、破損、変色
  • つなぎ目がずれている
  • 雨樋を支える金具(吊り金具や控え金具)がサビている
上記のような症状がみられる場合は、一度点検することをオススメします。
また、落ち葉や土などの詰まりが発生してる場合もあるため、5~10年に一度の点検が望ましいです。
いかかでしたか?雨樋は大切な建物を守るために重要な存在です。
定期的なメンテナンスをして、長持ちさせましょう。
この機会に、お家の雨樋も確認してみてはいかがでしょうか?
ただし、高所での作業は危険を伴いますので、専門業者への依頼をオススメします。
U-TEC では、ドローンによる点検も行っております。
その他お困りごとなどございましたら、お気軽にご相談ください。