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屋根工事

屋根は、家を守る大きな傘
屋根は、雨や風、紫外線などから私たちの生活を守ってくれる重要な存在です。
しかし、お家を守っている屋根がどんな素材か、どんな状態なのかを確認する機会は少ないと思います。
屋根の素材による特性を知って、新築やリフォーム・リノベーションの参考にしてみてください。
■ 屋根の種類
① ガルバリウム鋼板
  • ガルバリウム鋼板とは、鉄を錆びさせないために亜鉛やアルミニウムの合金をメッキした鋼板です。
  • デザイン性が高く、軽量で、勾配の少ない屋根にも対応できます。
② ROOGA
  • ROOGAとは、瓦屋根のような重厚感のある外観で、屋根の重さは従来の瓦屋根の約1/2となる、言わば「軽量の瓦」です。
  • 耐震性はもちろんですが、物が当たっても割れにくい素材で作られています。
③ 銅板
  • 銅板屋根は寺社仏閣などに用いられている伝統的な屋根材で、時間の経過により、銅板の表⾯が酸化し、緑⾊になっていく「緑⻘」という現象を⾒ることができます。
  • サビが⽣じても悪影響がなく、軽量で⻑期間メンテナンスが必要ありません。
④ 折板
  • 主に工場や倉庫などの大型建築物で用いられる屋根で、断⾯が波型になっています。
  • 折板屋根の素材にも、①のガルバリウム鋼板が用いられているため、大スパンでも耐震性を期待できます。
■ 屋根の重さを考えてみよう

日本に古くからある瓦屋根ですが、ひと言に「瓦」といっても金属瓦や洋瓦など、種類や重さは様々です。

中でも重い瓦を例にあげると、厚型のセメント素材で1枚4kgほどあります。

ここでは、地震などの災害により、屋根の重さがどう影響するかを解説していきます。





左の図をご覧ください。
バネの上にそれぞれ重さの違うボールを乗せて水平に揺らしてみると、重いボールのほうが強く揺れます。

建物も同様に、重いものがあると地震の際の揺れが強くなります。
瓦屋根と金属屋根、重さを比較してみると...

屋根を100㎡(例:10m×10m)葺いた際の重さは、

瓦屋根:4,700kg 金属屋根:1,300kg

と、3,400kgの差があります。※1

屋根にアジアゾウが約1頭いるかいないかの違いです!※2

            

金属屋根は瓦屋根の約10%。上記のバネの揺れでイメージしてみると、大きな差が伝わるでしょうか。

また、U-TECには瓦屋根の建物と金属屋根の建物を小型化した模型があります。
比重等の割合も実物同様で、地震が来た際の揺れ方をひと目で確認することが可能です。ご来店の際には是非体験してみてください。

※1 瓦屋根...桟葺き燻し和瓦屋根
 (瓦本体:151.2kg/坪(56枚×2.7kg/枚)+下地・副資材:7.0kg/坪=158.2kg/坪)
 金属屋根...ガルバリウム鋼板屋根 (43kg/坪)

※2 アジアゾウ(オス):3.6トン/頭で計算

また、U-TECが遮熱工事で使う遮熱材リフレクティックスは1㎡あたり310gです。
上記の100㎡の屋根に取り付けたとしても、リフレクティックスの重さは31kgと、金属屋根本体の約2.5%ほどにしかなりません。
遮熱工事により、屋根が極端に重くなることはありませんのでご安心ください。

遮熱工事に関してはコチラ

■ 屋根の上からの重さ
上記の項目のように、屋根本体の軽量化によって耐震性が高まることが期待できます。
しかし、実際に地震が発生する時には屋根の上に「太陽光パネル」や「雪」などが乗り、重くなっている可能性があります。
特に太陽光パネルを屋根の上に乗せたいと考えている方は、「重さ」を考慮して屋根の種類を決定することをおすすめします。
種類 重量(kg/㎡)
① 積雪※1 厚さ:10cm 9.0 1g
厚さ:30cm 27.0 1g
② 太陽光パネル※2 Panasonic製 11.8 1g
SHARP製 13.1 1g
TOSHIBA製 12.1 1g
③ カバールーフ※3 ダンネツトップ 4.8 1g
エバールーフやまなみ 5.0 1g
  • 積雪の重量は新雪(30~150kg/㎥、平均値の90kg/㎥ を使用)の場合で計算。 新雪:降って間もない、もろくて柔らかい雪
  • 太陽光パネルは10㎡あたりの重量を、1㎡での重量に変換。既定寸法のため、参考値としてご覧ください。
  • ダンネツトップは板厚0.35㎜の重さ、エバールーフやまなみは板厚0.5㎜の重さを記載。
皆様のお住まいの屋根はどのような屋根でしょうか。
U-TECが過去に屋根を軽量化した築100年の建物は、強い地震に耐えることができました。

ご依頼いただいたのは、当時70代のご夫婦でした。茅葺屋根をトタン屋根にしてから、毎年塗装をして 維持してきたそうです。しかし、ご高齢になったこともあり、屋根材を変えたいとご希望されました。

ご夫婦の「これからも親戚や孫たちが集う家であり続けたい」との願いを叶えるために、 屋根改修×耐震補強工事をさせていただきました。

完工から数年後に起きた
『東日本大震災』...

心配ですぐにお電話すると「今までに経験したことのない強い揺れだったけど、家はどこも壊れていません。 ビクともせず、私たちを守ってくれました。あの時工事して良かった。本当にありがとう。」という嬉しい お言葉をいただきました。

これがU-TECの目指す
「住」つくる

安心快適な環境を
これからもつくっていきます


屋根の寿命は、一般的に15〜20年となり、一生ものではありません。
大切なお住まいを守るためにも、定期的なメンテナンスをおすすめしています。
U-TECでは、ドローンを使った屋根の点検ができます!
U-TECのドローン調査の強み
Ⅰ迅速に調査
従来調査に欠かせなかった足場の設置は不要。
ドローンを飛ばせば屋根の上もすぐ確認できます。
Ⅱ温度を可視化
弊社の使用するドローンは赤外線カメラ搭載です。
熱の漏れや雨漏りの可能性なども確認できます。
Ⅲ確かな操作技術
調査を行うスタッフは操縦ライセンスを持っています。
安全第一で操縦しますので安心してお任せ下さい。


U-TECは東京航空局へドローンをいつでも・どこでも飛ばせる「包括申請」を済ませており、国土交通省よりドローンの飛行の許可や承認を得ております。 また、ドローン調査を行う際には、事前に近隣の方々への周知を徹底しますので、ご安心ください。


「三方よしの屋根点検」にも参加中

U-TECは「三方よしの屋根点検」に参加しています。
こちらではU-TECとしての ドローン調査とはシステム等が異なりますので、詳しくは下のバナーよりHPをご覧ください。
三方よしの屋根点検

「スカイライトチューブ」と「VELUX」についてはこちらからどうぞ